(52)山王原村(2009.2.13)


 
石橋〜米神〜根府川と南海岸沿いのムラを踏破し、残るは真鶴町との境界である江之浦(旧江ノ浦村)だけとなった。本来ならここを先に片付けたいところだったのだが事情により、後回しにする。とにかくバスの本数が少ないところなので条件がうまく重ならないとゴーサインを出せないのだ。まあ元気なときだったら多少ムリしてでも歩いてしまうんだけど。
 ということで、小田原駅から旧東海道に沿う形で国府津方面に向かうことにした。まずは旧山王原村。最短コースを採れば駅から20分ちょっとで歩けるようだが、幸いこちらは1時間に何本もバスが出ている。先行きはまだまだ長いから、ここはラクさせてもらうことにした。国府津駅行きバスに乗り、「山王」で下車。国道1号を横断して海の方向へ向かう。ほどなく「
山王原公園」が。


 西湘バイパスの道路内側に造られた公園は市内に多数存在するがここもそのひとつ。インフラの充実度は同タイプの他園に比べ頭ひとつ抜けている感がある。公園酒愛好家にとっても使い勝手がよく、簡素ではあるが屋根付きテーブル+ベンチが設置されている(その造りから見るに、市が用意したのではなく公園利用者が自主的に整備したのかもしれない)。そんなわけで私もここでのんびりと一献。

 すぐ向こうが西湘BPの道路だが、路面がいちだん高くなっているので音は聞こえどクルマの影はなかなか見えない。




(53)網一色村(2009.2.13)


 旧東海道(国道1号)に戻り、江戸方向に歩く。沿道には商店やら寺院やらが建ち並んでいるから退屈はしないが、もう数え切れないくらいここは通っているからねえ。
 「山王小入口」信号のあたりが旧山王原村と網一色村の境界。さらに行くと右手に小田原総合ビジネス高校。元々当地にあった小田原城東高校と湯河原高校が統合し、改称した。“城東”の名は永らく慣れ親しまれていたから、“ビジネス高”とはまだ呼びづらいかな。ここで左に分かれる道を採り、さらに右折して細い道に入る。すぐ目の前に、網一色八幡神社の鳥居が見える。

 ここもまた“村の鎮守”はかくあるべし、という見本のような神社だ。境内に遊具あり、ベンチあり。おまけに公民館まである(社務所と屋根続き)。それでは私も。

 昨今の強風のせいだろうか、うさちゃんが砂まみれでちょっと気の毒だった。なお、ご覧のとおりベンチのある場所が遊具の置かれているところと非常に接近しているため、状況によっては“境内酒”が困難なケースも生じよう。そんなときはちょっと足を延ばせば酒匂川の河川敷に出られるので、ムリせずそちらでどうぞ。




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