(37)上新田村(2009.2.7)


 
鴨宮駅前に戻ってきた。どうも同じような場所をぐるぐる回っているようで効率が悪いが、すべてのムラを踏破するにはやむを得まい。
 次のターゲットは、旧上新田村。元々(中新田・下新田同様)鴨宮村の枝村として成立したということで村域が広くないことに加え、その区域の多くを明治製菓の工場が占めている。ほかに公園・神社・公民館等は存在しない。ということで、今までもそしてこれから回るムラも含め、ここ上新田が最難関ではないかと思っていたのだ。予測は当たった。
 鴨宮駅北口前を西へ、県道を横断して細い道を直進する。しばらくすると新幹線のガードをくぐる。

 このあたりから上新田の区域になる。幼稚園の前を過ぎるとすぐに明治製菓の巨大な工場が現れた。一応正門越しに構内を覗く。ベンチが置いてある。芝生の上にガーデンテーブルセットも・・・。もちろん、一介の通行人が中に入って酒を呑むなんてことはできない。あな恨めしや。
 その後、区内の道という道はすべて歩いたのではないか。ダメだ、ちょっと腰を下ろせる場所のひとつもない。上新田には一軒コンビニがあるけれど、店の前にベンチは置かれていなかった。ということで、さっきの
新幹線ガード近くまで戻りましたさ。

 よいこのみんなは真似しないでね。




(38)鴨宮村(2009.2.7)


 気を取り直して次、鴨宮村での一献としよう。ここでのターゲットは決まっている。
 小田原市の街区公園、基本的にすべて“・・・公園”という名称なのだが、「中町レインボーパーク」と鴨宮「いなりもりパーク」だけが例外なのだ。その謎を解くべく現地訪問。
 古い民家の建ち並ぶ細道を何度も曲がる。公園の前に出た。

 表札からして、他の公園とは様相を異にしている。お隣には公園の由縁説明板が。“・・・パーク”を名乗るのはここに書かれているような経緯によるということなのだろう。

 園内には小ぶりながらテーブルが置かれていて、公園酒愛好家には実に都合よい。☆ひとつ進呈。

 しばしの休息を愉しんだ後は、国道255線の飯泉交差点を目指す。途中、可哀相なカップ酒自販機を発見。

 元は「多聞」用のハコである(今でも右の大型自販機で売ってるね)。それがいかなる理由か「リポビタンD」になり、さらに「カゴメ野菜ジュース」用になり、ついには使用中止になってしまったということか。まあいまだ撤去されずに往来の人々の目に触れられているだけでも幸せかもしれない。




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