(39)飯泉村(2009.2.7)


 
飯泉交差点から、国道255号を北上する。飯泉でまず思い浮かぶのが、暮れのだるま市でおなじみの飯泉観音(勝福寺)。地域を代表する信仰ならびに観光スポットゆえ、境内には簡単な遊具なども置かれている。が、今回私は申し訳ないがスルー、「飯泉第一公園」を目指すことにした。飯泉にはもうひとつ「第二公園」もあり、小田原市の資料ではどちらも相当に小規模のもののようだ。それでも「第一公園」に目星をつけたのは、コンビニが近いから。
 話は少々ずれるが、私はサラリーマン生活に別れを告げた5年前の春から1年間ほど、JR鴨宮駅から小田急富水駅近くのアパートまで約30分かけて“自転車通勤”をしていた。その通勤ルート、信号がなくてなかなか渡れない六叉路とか未舗装の道とか河川敷より相当高いところに架橋されているため取り付くのに登り勾配で大汗をかく富士道橋とか、なかなかハードなものであった。しかし、その分体力づくりには大いに寄与していたように思う(逆に、当時は希望に燃えていて心身共に充実していたからこそ苦にならなかったともいえよう)。あれからわずか5年、すっかり虚弱体質になってしまった私がいる・・・。
 その、自転車通勤時にいつも国道255号のホームセンター「ケイヨーD2」のあたりを横断していたわけだ。懐かしい場所(鴨宮中入口信号)を左折、5分ほど道なりに歩くとコンビニあり。つまみを調達し、公園に向かった。ありゃ。

 本当に狭いのは仕方ないとして、ベンチが、ない。これまで市内の数多くの公園を巡ってきたが、ベンチがないところは初めてだ(後日別の公園でも遭遇することになるが)。園内で腰を下ろせそうな場所というと、コンクリート製の砂場(らしきもの)囲いくらいしかない(上の写真右奥に見えてるやつ)。到底一般ピープルにはお奨めできないが、公園酒上級者の私にかかればなんてことない。というわけで。



(40)成田村(2009.2.7)


 小田原厚木道路の下を潜る。今回でもう5度目くらいになろうか。豊川小学校に突き当たるともうそこは成田(なるだ)の地である。
 成田にある公園については、「公園酒に好適な公園ガイド」の中で3つほど紹介している(八反田公園、中ノ町公園、宗沢公園)。今回はそれらとは別の公園を利用することにする。吉添公園。



 かつての“自転車通勤”時にいつも横を通っていたにもかかわらず全く御縁がなかったのだが、改めて中に入ってみると、ベンチ環境は若干貧弱ではあるがそれでも堂々たる雰囲気をたたえた公園である。流石は成田の公園というべきか(当地の公園が充実している理由について上記リンク先で私見を述べているので参照されたし)。ということで。


(41)桑原村(2009.2.7)


 成田の吉添公園からならひたすら北西方に歩き、宗沢公園の中を突っ切ったところで北方へ向きを変えればやがて富士道橋の東詰に出る。
 さて、このあたりの酒匂川、右岸の側は河原まで降りられるスポットがふんだんにあるが左岸では限られた場所のみ。橋の上から眺めたところ、300メートルほど上流地点、下に降りる階段があるようだ。そこを目指す。

 水防用玉石。見たまんま。
 水際までやってきた。

 ブロックが敷き詰められていて、その気になれば対岸まで歩いて渡れそうだ。とりあえずいちばん手前のブロック(周囲の流れものすごく速し)の上に魔法壜を置いて決死の撮影を試みたのだが・・・どうも迫力が表現できない。そこで、動画に収めてみました。これでもイマイチなんですけどね。

※と、ブログでは酒匂河畔を紹介したが、同地から日本新薬の工場を挟んだ南東方に通称「富士見の桜土手」というお花見スポットがある。3月に菜の花、その後は桜の花が愉しめ、もちろんベンチもある。一般ピープル向け一献スポットとしては、こちらのほうが断然オススメである。




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