(19)府川村(2009.1.24)


 ブログ投稿時に大きな思い違いをしてしまいました。一応オリジナルのテキストも載せておきますが、加筆箇所がより現実に即しているとご理解願います。


 本日の行程で最難関と目される、旧府川村の区内へ。
 以前裏サイトの「公園ガイド」で紹介した県立おだわら諏訪の原公園の、現在未開園の箇所の大部分が府川の地に該当する。従って、諏訪の原公園が完全に完成した暁にはそこが鉄板の一献スポットとなろう。現在は残念ながら立ち入れないので、ほかの場所を探さねばならない。南北に広い面積を持つ旧府川村のうち、北側にある集落はちょっと遠いので見送り、南部の集落内にある公民館を目指すことにした。

 途中、提灯屋さんがあったりして。
 山里の細道をのろのろ進む。この道は最終的に行き止まりになるようで、従ってここも地元の人以外はあまり訪れない場所にちがいない。ともあれ、公民館に着いた。

 建物の前には、広い空地がある。が、ベンチ等置かれていないだけでなく、なぜかロープが張りめぐらされ、立ち入れないようになっている。仕方ないので裏側から回り込み、公民館玄関前へ。残念ながら、座れる場所はない。すぐお隣の幼稚園に置かれた遊具が恨めしい。しかたないので、玄関先の流しの上に魔法壜を置き、立ち呑み。

 ま、長い旅の道中にはこんなこともあるさ。


(以下加筆)
 上でも触れた「おだわら諏訪の原公園」の既開園部分についてはすべて旧久野村の区域だと思い込んでいた。しかし改めて明細図で確認したところ、既開園部分の「多目的広場」は府川の区域なのであった。考えてみれば多目的広場に接する諏訪神社が旧府川村の鎮守なのだから、もうすこしよく考えれば間違いを犯すこともなかったのだが。裏サイトでも紹介しているとおり、多目的広場には真新しい四阿があり、公園酒の鉄板好適地である。従って拙最新版では、旧府川村の一献スポットは府川公民館ではなく、「おだわら諏訪の原公園の多目的広場」に訂正させていただきます。

 なおその場合、当初ルートのように“北窪村⇒府川村”と巡るのは急坂登りを伴うのでお奨めできない。久野村訪問後にバス利用(諏訪ノ原フラワーガーデン行きに乗り終点下車)して府川村を片付け、あとは急坂を下って北窪村なり清水新田なりを訪ねるのがよかろう。





(20)清水新田(2009.1.24)


 次は、清水新田。今も小田原市の大字として存在しているが、仙了川の両岸沿いに南北に細長〜い面積を持つ(北端から南端までの距離がおよそ1.7km)。昭文社の都市地図、ネットならマピオンを参照すると実感していただけよう。旧飯田岡村など清水新田に割り込まれ、完全に東西に分断されてしまっている。“新田”と名がつくぐらいだから川に沿って新たに開墾された土地であろうし、昔は水利権の問題などから南北に細長い村域となったのではと推察されるが、現代では自治会活動など面倒くさそうだなぁ。
 村の名前が示すとおり、地下水が豊富なところである。県道小田原山北線には「水源地入口」交差点、大雄山線の踏切を渡って狩川にかかるのが「水道橋」。昭和十年竣工の歴史ある橋。その向こうに、小田原市最古の水道施設・第一水源地があるのだ。無論、部外者が入ることなどできないが。

 先に「狩川流域では水際まで下りられる場所が少ない」と書いた。一応コンクリート堤防のあちこちに階段は切られているのだが、びっしり生えた葦に邪魔されてしまうわけだ。しかし、水道橋のすぐ際に、流れが堤防ぎりぎりまで達し、なおかつ階段がある地点を発見。こいつは有難い。

 やはり、川のせせらぎを聴きながらの一献は愉しいものです。

 一献地点のすぐ上手。ここが狩川と仙了川の合流地点。




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