(21)穴部村(2009.1.24)


 
旧富水村の12か村めぐりも、残すところあと2つ。狩川に沿ってぶらぶら南下すれば、あっという間に穴部村。
 地図を見る限りではかつての村の中心は西の山側にあったようだ。ただし現在は集落東端に大雄山線の
穴部駅、そのすぐ北側に穴部公民館がある。この、公民館が期待大であったのだ。なにせ、地図上でかなり大きな緑の四角形(公園・緑地等)が表示されているのだから。きっとベンチも何台か置かれているに違いない。
 ・・・置かれてませんでした。公民館前の広場に公園並みに本格的な遊具が置かれているものの、
座れそうな場所はなし。見込み違いであった。もう今更山の方に入っていくのもしんどいし(かなり酒が入っていることもある)、仕方ない、あんまりやりたくないけれど、駅をお借りします。

 穴部は無人駅なのでホームへの出入りは自由。小田原駅行き電車が到着する間際は結構人が集まるが、それが行ってしまうとしばし静寂の時が訪れる可能性が高い。すなわち、ホーム酒タイム。



(22)穴部新田(2009.1.24)


 上に述べたとおり、穴部駅を出て東に向かうとすぐに「穴部村」の区内から外れ、「穴部新田」に入る。名前からしてその成立は本家穴部村より後だったに違いないが、交通の便がいいから今では住宅が建ち並んでいる。
 さて、「穴部」公民館から400メートルしか離れていないところに、「穴部新田公民館」もあるようだ。こちらは地図上に緑の四角形もないから、まあ期待はできないけど一応見に行ってみようと思ったわけですが・・・。

 ありましたよ、ベンチが。
 公民館の脇、そんなに広くはないけれど広場があり、滑り台、ブランコとベンチが2台。その横には石仏や石塔が鎮座ましましている。念仏講の供養塔もあるからして、この公民館の場所は江戸の昔から村人の寄合い場所であったといえよう。そんな歴史の重みを噛み締めながら、本日最後の一献。



 狩川に架かる蓮正寺橋上から、小田急線の鉄橋を望む。本日はこれで終了、螢田駅まで戻ります。次回はまた螢田から。




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