2003年の 

1月5日(日)

考えてみれば昨年も地酒探索始動日は1月5日だったな。
本年も本日1月5日、静岡県に出動した。
まず、事情があってまだ初詣を済ませてなかったので
富士宮の浅間本宮大社へ。
焼きそばの匂いに心動かされながらも、
とにかくお参りを済ませた。
その後、あんなことやこんなことがあり(詳細省略)、
結局富士宮市内では酒買わず、新幹線の新富士駅へ。
実は、この駅の南口前にある酒屋さん、
今回のターゲット「白糸」の蔵元の親戚筋にあたるのである。
当然、蔵元直送の、なおかつ他店では見かけない商品多数あり。
早速2アイテム、今年初の自腹酒ゲット。嬉し。
そしたら、お年賀でするめをくれた。
(そういえば去年は「金明」の即売店で手拭いもらったな)
嬉しさ2倍。
しかし・・・その後地獄が待っていた。
本日1月5日、しかも日曜の夕方。
まだUターンラッシュは終わっていなかったのだ。
やってきた東京行きこだま号、超満員。
しかし俺、これまで何十回とこだまに乗ってきたけど、
繁忙期であっても座れないほど混んでるのに遭遇したのは初めてだ。
これまで、まったり系列車として愛してきたこだま号にも
ラッシュという概念が存在することを知ったのは、ちと寂しい。
いずれにせよ、デッキで立つこと小1時間、
ぐったりして小田原で下車、ドトールでほっと一息つきましたとさ。
めでたしめでたし。

1月12日(日)
まったく、今日ほどお出かけ日和の日はない、っていうくらい、
天気良くて、暖かくって。
だから私めも行ってきましたよ、内房まで。
で、うちから房総半島行くにはこれ、東京湾フェリーですね。
速いし渋滞知らずだしビールも飲めるし、言うことなし。
天気がいいからデッキに出て一服するのもよし。
じゃあ記念撮影ね。
あ。
海が写ってない・・・。




1月18日(土)

昨晩さいたまに一泊して今日1日仕事して帰ってきました。
今日のことは別段書くこともないので
(人の優しさに触れられたという点ではいい日だったが)
昨晩の晩酌酒探しの話でも。
さいたま新都心という、殺風景なところに宿をとったのだが、
久々大宮高島屋の酒売場でも覗いて、
「神亀」のレアアイテムでも買い求めようと思ったのだ。
しかし困ったことに、かのデパートいまだに午後7時閉店。
そんなもんだから慌てて仕事片付け、上野で乗り換え大宮へ。
おー、今7時10分前、間に合った。
早速地下に潜る。
うーん、閉店間際のデパ地下って安売り狙いで人いっぱいというイメージがあるのだが、
閑散としているなぁ。
とにもかくにも、酒売場へ。
ん?
たしかに「神亀」の各アイテム(4合瓶)は充実しているのだけれど
(デパートの酒売場ではおそらく一番でしょう)
前回訪ねたときには結構あった3デシ商品が全然ない。
500ml入り大吟醸はあったけれど、
あの3デシ商品群はどこ行っちゃったんだー。
肩を落として高島屋を後にし、大宮駅コンコースを挟んだ、そごうへ。
かつて破綻して西武に助けてもらったのに今度は西武を助けることになった、
因果なデパートである。
・・・ありゃりゃ、地下食品売場が改装中で売場面積通常の半分かよ。
ここの酒売場も地元・大宮の「九重桜」等日本酒充実してたのだが・・・。
酒売場、あるにはあった。
が、冷蔵スペースほんの少し。こりゃダメか。
ん?「山桜桃」の3デシがあるな。
ちょっと心惹かれる。
しかし、なんとなく買うのを見送ってしまった(後で後悔した)。
結局そごうでも何も買わず、埼京線に乗って北与野へ。
最後の頼み、クイーンズ伊勢丹に。
ここはグレードの高い食品が揃ってることで知られてる。
アルコールも、少なくともワインに関してはOKなのだけど。
日本酒は・・・だった。
いや、いい酒も断片的に置いてあるのである。
しかし、一切冷蔵販売されていないのだ。
ああ、「開運祝酒しぼりたて」がどんどんダメになっていく・・・
とにかく、何か買わなきゃ今晩餓死してしまうので、
「真澄」特撰(といっても普通酒)3デシを購入。
そして、新都心のホテルの1階ローソンで晩飯と翌朝食うパンを購入。
そのホテル、暖房の入りが悪くて、
そのくせ掛け布団が薄くて、
そのうえ寝巻きが浴衣でなく作務衣スタイル、ただし袖や裾の丈が中途半端に短く、
明け方寒くて参りました、ってとこです。
※改装後の大宮そごう、酒売場小さくなっちゃいました。


2月1日(土)
静岡に潜伏中の自棄酒マンです。
昨日はまぐろ関係を中心に「喜久酔」吟醸を飲み
(ただし、その後再び夜中まで仕事)
今夜は山芋関係を中心に「喜久酔」純米55を飲んだ。
不思議と喜久酔づいているが、
無論、何の文句もない。
我が周辺は馬鹿馬鹿しい事象に溢れているけれど、
飲んでいればこの世の極楽である。

2月2日(日)
静岡第3夜は、普通ぽい居酒屋で、
なぜかワニのから揚げだのカンガルーの串焼きだの食っていたわけだ。
で、酒は某メジャー麦焼酎のお湯割など飲んでたものの、
なんだか物足りない。
こりゃあ後で一人で飲み直さねばと思っていたのだが、
結局仕上げに「忠正」純米吟醸をいただくことに。
結論、旨い。

2月3日(月)
さて、静岡最後の夜です。
なんでも駿河シャモ≠ネるものがあるそうで、
その専門店でシャモ鍋などつつきつつ。
で酒は「初亀」の吟醸酒。
これもまた、旨い。

あ、一応仕事もしてますので。

2月4日(火)
さて、静岡4泊5日の旅、もとい出張から戻ってまいりました。
結構、疲れてます。
毎晩酒飲んで旨いもん食って楽しみはしたけれど、
その一方で一生懸命仕事してきたわけで、
もうぐったりです。
だから。
明日は休みます(正当防衛)。
それはそうと。
4夜にわたり静岡の酒を飲んできたが、
まだ飲み足りない。
だから、静岡駅改札でひかり号乗車組を手厚く見送るや、
例の『駿府楽市』へ直行。
今回飲む機会のなかった「君盃」の純米吟醸をゲット。
つくづく、よく飲みます。
なお、今回の出張について書きたいことはまだあるのだが、
ネタのないであろう明日に回します。

2月20日(木)
今宵、俺は何故か辻堂(藤沢市)のホテルにいる。
どうしてこういう中途半端なところに泊まっているのか。
そこに至るには聞くも涙、語るも涙の物語が(かなり嘘)。

実は明日、早い時間に出勤しなくてはならなくて。
前の晩は都内のホテルに泊まることにしたのだ。
しかし、そうと決まったのがつい数日前。
いつも利用してる『旅の窓口』の空き状況を調べても、
手頃な価格帯のホテルが見つからない。
しかし、『旅窓』には当日限定≠トやつがあり、
高価な部屋が当日予約に限り、相当お得な値段で泊まれるのである。
それに期待して、当日まで予約せずに放ったらかしておいたのが、
悲劇の始まりだった。
今日。
当日限定≠フホテルを探すが、全然ない。
それどころか、午後3時頃には多少残っていた高級ホテルも、
見ているそばからどんどん消えて行く。
残るのは、カプセルホテルのみ。
さすがに俺もかなり焦り、
ローソンに駆け込みロッピィで空室検索するも、全部アウト。
他の宿泊予約サイトも全滅。
どうやら、今夜は宿泊ラッシュの特異日らしい。
(その理由はなんとなくわかる・・・自分も同目的の1人といえるから)
ちなみに、都内のみならず、
川崎も横浜も千葉もさいたまも、全然空室なし。
だからといって、カプセルには泊まりたくないし。
仕方ない、郊外に目を向けた結果、
この辻堂のホテルが見つかった次第。
ちなみに辻堂というところ、我が家の最寄駅から20分くらいのところ。
明朝のんびりするという目論みはもろくも崩れ去った。
しかし、ホテル自体は気持ちがいい。
山側(別称和田斎場ビュー≠チて地元民しかわからんか)の客室なのがちと残念だが、
線路がばっちり見えて鉄ちゃん大満足だし、
近くにはセブンイレブンがあるので明日の朝飯の調達もできたし。
(ついでに熊澤酒造の「湘南」吟醸生貯蔵酒もゲット)
ビデオはカード式だし。
もっとも、デスクトップに及○奈央ちゃんのサンプル動画ファイルを置いてる自棄酒マンにとって、
ビデオカードは不要ですが。

2月25日(火)
今日発売のSPA!で焼酎特集を組んでいる。
これ、なかなかいい。
5合千円以下の、地元で飲まれるレギュラー酒に的を絞ってるあたり、
この雑誌らしい。
ああ、日本酒でもこういう企画が組まれるといいのにねえ。
普通酒特集とか(ま、ムリだな)、
カップ酒特集とか(そんときは呼んでネ)。

3月22日(土)
たまには酒の話もしないと。
長野県岡谷の地酒「神渡」。
2月の現地出張の折、生酒の4合アルミ缶入りを土産に持たされたことは
日記にも書いた。
その2本もらったうちの1本は早々に完飲。
で、2本目を開けたところで、現在の状況になってしまい、
仕事上の付き合い酒も重なり、一向に量が減って行かない。
しかしこれ、生酒である。
開栓して2週間くらい放置(無論冷蔵庫内でだが)したら、
すっかり味が変わっても文句は言えない。
ところが、である。
今夜、久々に冷蔵庫から出して飲んでみたら、
まだまだ十分いけるのである。
これはタフな酒だ。

人間も、見習いたいところである。

3月24日(月)
恥ずかしながら、本日はじめて、100円ショップなるところで買い物をした。
これまで敬遠してきたのは、その取扱い商品に対する
粗悪なイメージが自分の中に植え付けられていたからなのだが、
実際に商品を眺めてみると、
たしかに海外大量生産品は多いけれどそんなに粗悪とも思えぬ。
そう、ブランドのついた商品だからといって、それが品質に反映されるとは
必ずしもいえないのである。
これって、日本酒にも当てはまろう。
海外∞大量生産≠ヘともかくとして、
非・ブランドのお酒をもっと応援してあげたい。

4月24日(木)
帰りの東海道線に、
柄本明そっくりのおっさんが座ってた。
(紫のTシャツで)
それだけ。

4月25日(金)
去年の秋頃、モスコーミュールを作ろうと思って買ったジンジャービア、
その後いろいろあってカクテルなぞ作る元気もなかったため、
冷蔵庫内で放置しといたのだが。
先日よくよくラベルを見たら、
品質保持期限が今月いっぱいじゃないか。
これはやばい。
というわけで、ウォトカとライムを買ってきて、
作りました、モスコーミュール。
ほう。これはジンジャーエールで作るのとかなり味が違うね。
生姜味がピリッと利いてて旨い。
思わず、某○×川大学近くの喫茶「アムール」の
ポークジンジャーを思い出して泪してしまったよ・・・。

4月28日(月)
今日は出先の横浜から早い時刻の直帰となったため、
横須賀〜鎌倉をちょっとぶらついて、江ノ電で帰ってきた。
米軍基地前でたったひとり、
イラク戦争に抗議するプラカードを無言で持ち続ける男性がいたり、
かつてちょっと良さげだった、鎌倉駅前東急ストア1階の酒屋がなくなってたり、
江ノ電車内で向かいに「おもいッきりテレビ」でみのと犬猿の仲(あくまで噂)の
久能さんらしき人(たぶん実物)が座ってたり、
鎌高駅から乗り込んできた鎌高生の女の子が可愛かったりと、
ちょっとの寄り道でも収穫は大だった。
まだまだこの国も捨てたもんじゃあ、ありません。

5月19日(月)
きき猪口を、買った。
今までどうもあの蛇の目模様の器って、
家で使うには無粋な気がして敬遠していたのだが。
ただ、火入れの純米や本醸造を冷やでやるには、
グラスや木の枡ではどうもしっくり行かないようで、
それに小さい器でちびちびやるのも好きじゃないし、
そんなら1合入るきき猪口を買いましょう、という結論に至ったわけだ。
実際に手にしてみると、案外悪くない。
酒の色もよくわかるし。
ただ、ちょっと思ったのだが、
酒造場で使う純然たる業務用のものは別として、
きき猪口の蛇の目模様、赤や緑のものがあっても
遊び心があっていいのに、ね。

6月13日(金)
たまには早く仕事切り上げないと、参ってしまう。
てなことで、さっさと失礼して行ってきました、羽田空港。
しかし何しに行ったのかと問われると困ってしまう。
時折無性に行きたくなるんですよ。
いや、空港がどうのというよりも、
空港からバスで横浜まで帰るすがらの
ベイブリッジあたりからの夕景が素晴らしいもので。
たまには帰り道を変えてみるのも、
楽しいものですよ。

6月20日(金)
そろそろ、燗酒を飲むにはしんどい季節になってきた。
ただでさえ蒸し暑い夜なのに、
温かい酒など飲んだ日にゃぁ、汗が噴き出してくる。
しかし、である。
この、蒸し暑い夜に汗を拭き吹き呑む燗酒も、
また乙ではある。
なによりも、冷房に当たりすぎてちょっと体調悪いときや、
風邪気味かな?なんて夜には、
ビールなんか飲んだら絶対ダメ(個人的には)。
日本酒でも焼酎でもいいから、燗つけて飲むに限る。
ツムラの葛根湯と同じくらいの薬効がある。
だから、ちょっと風邪気味かな?てな今夜も僕は、
燗酒飲んで体調整えてるわけだ。
酔ったついでに結局他の酒にも手が伸びてしまうのが難点ではあるが。

6月26日(木)
大体、外で飲んだ夜は更新をさぼるというのは、
今に始まったことではないわけで、
昨夜もそういうことです。
1軒目。
いかにも今風の、創作和風ぽい店。
しかし、日本酒がろくな銘柄(あくまで俺的に)ない。
なのに、焼酎がいっぱい揃ってる。
いかにも昨今のブームを象徴しているわけだが、
やっぱり、日本酒をきちんと揃えたうえで焼酎を充実してほしいもんだ。
といいつつも。
飲んだことなかった「山翡翠」を目ざとく見つけてゲット。
なにせ、酒屋で買おうとするとつまらぬプレミアがついてるもんだから、
至極普通の値段だったのはありがたい。
本当なら割らずに燗つけて飲みたいところだが、
かつて外で調子こいて焼酎飲んで醜態晒したことが数限りなくあるものだから、
ロックにした。
ま、ちょっとこれだと真価がわからない。
(ロックに限っていえば同じ黒木系なら「野うさぎ」の方が好み)
で、この店はこれで切り上げ、
道挟んだ向かいのそばと地酒≠フ店へ。
ここでは「〆張鶴」本醸造(やはり、旨い)と「獺祭」純吟を飲んで、
そばも食わずに帰ってきた。
そんなに飲んだわけでもないのだがかなり酔っ払ったのは、
やはり焼酎のせいだろうか。

8月3日(日)
めったに行かないのだけど、
年に何回かは、ファミレスというところへ行く。
今日の昼がそうだったんだが、
やっぱり、あれだなぁ。
味と値段についてはなんら不満はないのだが、
やはりあの、バイト店員たちの機械的な対応が我慢ならんのです。
無論、すべての店がそうではないのだろうし、
バイトだろうが正社員だろうがあくまでも最後は店員個人の、
サービスに対する思いひとつなんだろうなぁ。
いずれにせよ、自ら積極的にはファミレスには行こうと思わぬ・・・。
などと考えながら、「白鷹」生貯蔵酒を飲んでました。
昼から。
ところでその、「白鷹」生貯蔵酒なのであるが。
最初の一口はどうにもイケてなくて、
やっぱりここの酒は燗つけなきゃダメかなとか、
やっぱりファミレスで頼む酒は「菊水」あたりがお似合いかななどと思いつつ、
食い物つまみながら飲んでると途中から旨くなってくる。
そういう酒ってのもあるのだな。

8月21日(金)
先週九州へ行った際、
唐津の土産物屋で地サイダー「金扇サイダー」を売ってたので、
買って帰ってきた。
で、甲類焼酎「信州白峯」を割って飲む。
炭酸少なめで飲みやすいなあ。
ま、もっと炭酸きつい方が好みの人も多かろうから、
そういう方はウィルキンソンかなんかで更に割って下され。











9月14日(日)
横浜線に乗っていた。
隣に座っているおじさん、週刊新潮を読んでいた。
で、ある駅から乗り込んできたおばさん、おじさんの隣に座るや、
やおら聖教新聞を取り出して読み出した。
うわぁ。
ケンカが始まるかと懸念(若干の期待も)したが、
結局何もおこらなかった。
ま、そんなもんか。

10月1日(水)
♪びー あんびしゃーす(唄・ただのデブ)
って、ここはどこなんだよ!?

そう、本日開業した、新幹線品川駅であります。
鉄ヲタ小学生に負けてなるものかと、
早速仕事帰りに新幹線で品川から小田原まで乗ってみました。
くわしい写真レポートは↓を見ていただくとして、
品川、である。
俺毎日この駅で乗り換えしてるけど、
はっきりいって、なんにもないぞ。
唯一の名物が11・12番線ホーム常盤軒のお好みそばだったりするからな。
その常盤軒、新幹線駅からは締め出し食ったみたいだし。
とにかく、駅から徒歩圏内にまともな日本酒買える店が一軒もないというのは、
最大の不祥事である。
一見過疎駅ぽいのに(実はそうでもない)、
駅裏で結構なお酒が買える新富士をみならいなはれ。
しかしまあ、
湘南電車が止まった時のエスケイプ帰宅ルートができたことは、
とりあえず喜ばしいことである。
そして、やはり速い。
あっという間に小田原に着いてしまう。
こりゃあambitiousだわ。
もっとも、小田原から湘南電車で引き返すから、
所要時間は大して変わらないけれど(グスン)。
その他、気付いたこと。
のぞみが停車する側のホームには転落防止扉があるのに、
ひかり・こだま用ホームにはない(柵はあるが)。
ちょっと疑問。
あと、のぞみの自由席、19時台は結構空席があった。

乗り場の上にスタバができた。 改札内待合所は予想外にガラガラ。
無線LANも使えるよ。
やっぱり500系はカッコイイねえ。 何故か小田原駅でもらえた、
品川開業記念液晶クリーナーストラップ。

※東海道新幹線車内の到着チャイムも「Be Anbitious」(と「いい日旅立ち」になったね。
 筒見さん、大儲け。


10月8日(水)
ターミネーターが州知事になり、
福嗣君のパパが監督になる時代である。
何が起きたって不思議ではない。
そう、俺は今宵、
高い酒を飲んでいる。
ま、高いっていったって、
4合2500円(税抜)だが。
日常1000円前後の酒を飲んでる俺からしてみれば、
名古屋ドームができたことすっかり忘れて名鉄ナゴヤ球場前駅で飛び降りた心境だ。
いや、別にこの話にオチはないのだが、
とにかく谷繁にはベイに帰ってきてほしいぞ。

10月12日(日)
夜中目が覚めたので、テレビをつけたら、
ああ、またやってるよ。
極妻(1作目)。
別にたいした映画じゃないんだけどねえ。
などと思いながら、結局観てしまった。
それはひとえに、“あの”シーンのためである。
いや、あれとて、今となってはどうということのないシーンであるのだが、
そうはいっても、目の前に突きつけられればやっぱり観てしまうのは、
世良公則と同じ心境である。
それにしても、エロ映画に対する(地上波)テレビ側の規制が厳しくなっている折、
なぜ極妻(1作目)のみがこうも頻繁に放映されるのか、
かねてより疑問に思っているのである。
いや、実はもう1本、そういう存在の作品がある。
「吉原炎上」。
これもまた、放映されるたびに、
“あの”シーン見たさについついチャンネルを合わせてしまうのである。
ビデオ録っときゃいいじゃん、と言われそうだが、
実は既にどこかに保存しているのである。
しかし、まあ、その。
リアルタイムでそれを観ていることに意義があるのですよね。
(2ちゃんねるの実況板の盛り上がることこのうえないし)
そんなわけで、テレビ局のみなさん。
次は「人生劇場」「火宅の人」「薄化粧」「桜の木の下で」あたりをお願いします。
(いずれも、文芸大作の仮面をかぶった東映エロ映画)

11月14日(金)
帰りの東海道線。
通路をはさんだ向かいに座っている妙齢(俺よりちょっと上か)の女性。
ひとりで缶ビール飲んでいる。
案外夜の湘南電車って、ひとりでビール傾ける女性客がいるんだけど、
このお方の場合、その量がすごい。
ロング缶を早々に1本空け、さらに350ml缶をグビッ。
で、俺と同じ駅で降りたのだけど、
足元がおぼつかないなんてことなく、
何事もなかったかのようにスタスタ歩いてた。
うーん、かっちょいいね。
個人的には最近電車の中で飲むってことが滅多になくなったんだが、
ああいうかっこいい飲み方をしたいもんだ。
唯一気になったこと。
飲んでたのがロング缶も350ml缶も、
スーパードライだったこと。
飽きない?

11月17日(月)
最近、オトナになるというのはどういうことなのか、思いを巡らすことがある。
それって、つまるところ。
イトーヨーカドーで違和感なく買い物ができるようになることなのかもしれない。
つい数年前までは、ヨーカドーで買い物なんて獺祭、もとい、ダサイと思ってたが、
いざ、利用してみると、
品揃えが妙にジャストミートなのだよな。
これ、大手スーパーならなんでもいいというわけではない。
ジャスコやダイエーや西友ではダメなんである。
身につけるものといい、生活用品といい、
実にしっくり行くのだよな。
ポッポのたこ焼きも旨いし(いつ行っても混んでるのが難だが)。
そんなわけで、アイワイカード入会を真剣に考える、
自棄酒マン(37歳)でありました。

12月13日(土)

あー日本人でよかったなあ、と思うとき。

12月25日(ク)

寒いのにはからきし弱いくせに、冬の旅はやはり寒いところに行きたくなる。
ということで、やってきました飛騨高山へ。
わたくし、初高山である。
朝8時45分に大磯の家を出て、小田原からこだま号(指定席は乗車率7割くらい)、
名古屋でワイドビューひだに乗り換え。
こちらの指定席はほぼ満席。
隣に座った家族連れのお父さんが弁当食べ始めたので、
こちらも早速駅弁を広げる。
名古屋駅・松浦商店のコーチンわっぱめし、850円也。
名物名古屋コーチンを甘めに煮て鳥スープで炊いたご飯におかずと一緒に乗っけた一品だが、
これ、旨い。
最近なんとなく駅弁に目覚めてしまったのだけど、値段も安いし満足です。
そうこうしているうちに、ひだ号は飛騨の山深く分け入っていく。
そして、畑なんかへの積雪量もどんどん増えてくる。
天気はピーカンなのだが、先週末の大雪の名残である。
ちなみに、ひだ号の乗客の大半は下呂で降りてしまい、ガラガラに。
前のシート反転させて足投げ出して極楽極楽だ。

14時19分、高山に到着。
暖かい(といっても8℃くらい)。
さて、旅先で私がやることといったら酒探しくらいしかない。
ということで、古い町並みはさておいて駅裏のスーパー・量販店チェック。
どうやら、飛騨の蔵元の大部分はレギュラー酒もきちんとした商品を出しているようだ。
(私がいうところのきちんとした商品≠ニは、つまりあれです)
この時点で、「久寿玉」のカップ酒ゲット。
こうなると気持ちに余裕ができる。
残り時間で宮川だの古い町並みだの一とおり見て歩き、
飛び込みで入ったコンビニで「深山菊」と「蓬莱」のカップ酒ゲット。
本当はその気になれば↑の画像の蔵元・老田酒造店の「飛騨自慢」(有名ですね)の
カップ酒も入手可能だったのだが(というか、どこ行っても売ってる)、
200ml入りでアルコール分14〜15度という、ある意味時代の先端を行っているタイプだったので、
買うの見送ってしまった。
こんなことじゃマニアにはなれないのだけど。
さて、カップ酒3本手に入ったし見るべきところも見て回ったし、
夜は冷え込みそうだし。
夜は外出るの、やめた。
ということで、晩飯用に高山駅の駅弁屋・金亀館で「あつあつ朴葉みそ弁当」を購入。
本来1050円なのだが、店のおばちゃん、
「今日は売れ残りそうだから」という、よくわからない理由で50円負けてくれた。
今夜の宿は世界80ヶ国に4000軒のホテルがある世界ナンバーワンチェーンの、
日本第1号らしい。
ま、別に普通の、ハイグレードなビジネスホテルといった感じだが、
とりあえず食事ができるテーブルがあるのは有難い。

過去の(苦い)経験に照らし合わせ、3合飲んだらバタンキューの可能性もあるので、
先に風呂を済ませて、夕餉の席に着く。
買ってきた「あつあつ朴葉みそ弁当」、
例の、紐引っ張るとジューッってなるやつである。
暖まるのを待つ間に、3本のカップ酒を次々と開ける。
なお念のため、セサミンを飲んでおく。
一とおり酒の味を確かめ終わった(あくまで冷やの、ね)頃、
朴葉みそ弁当が暖まる。
以降、弁当つまみながら酒を楽しむ。
あのー、朴葉みそって本来朝飯の時とかに食べるんでしたっけ?
でもこれ、どう考えても酒肴向きだね。
濃い味付けが、ちょい濃いめの飛騨の酒質(たぶん)にピッタリ。
さて、各カップ酒を半合くらい飲み終えたところで、
それぞれを燗つけてみる。
持参のチロリ(そこまでやるか)に酒を移し、
部屋の湯沸しポットで50℃くらいまで温める。
で、それぞれ飲んで、すなわち3合完飲。
つい一週間前、ドクターから酒量減らせよと言われたばかりなんだけどねぇ・・・。
あ、まだ全然飯に手をつけてないや。
これは、お茶漬けにしよう。
客室の湯呑茶碗(燗酒もこれで飲んだ)に飯を盛り、
お茶をかけて食らう。
収容量的に、必然的に3回くらいに分けて食うことになるが、
これは結構いい気分だぞ。
しかし、つい1週間前に看護婦さんから
(最近この表記は使わないらしいが、看護婦さんは看護婦さんだよ)
「出されたものを残す勇気も必要」と指導されたばかりなんだけどね。
でも、俺貧乏性だから、残すことはできません。
ということで、日本酒3合+おかず+飯+食後の缶コーヒーを堪能して、
旅初日の夜は更けていったのであります。
(BGVは衛星放送でやってる日活映画「憎いあンちくしょう」、いい感じ)
しかし、明日以降の天気はかなりヤバそう・・・。

12月26日(金)
そりゃぁ人間、いい時と悪い時があるさ。
しかし今日は、少なくとも昼間は悪すぎ。

飛騨高山を離れ、富山県にやってきた。
昨年も高岡に一晩逗留したが、
今回は腰を落ち着けて2泊3日、県内で過ごす予定なのである。
だがしかし、俺の行動に合わせたかのように、冬型気圧配置である。
しかも明日は、この冬いちばんの寒さで山間部の積雪は最大40cmだと。
んー、明日は五箇山に行こうと思ってたのだが、
下手に行けば雪に埋もれて戻ってこれなくなりそうだな。
予定変更の要あり、か。

ここからは今日の話。
県東部の蔵元所在地、具体的には婦中町・滑川市・魚津市そして黒部市を回ったのだが、
カップ酒的には惨敗。
とにかく「立山」と「銀盤」がカップ酒市場を制圧しており、
他社の参入は許しません、って感じ。
まあ、もっと一つの地域をしらみつぶしに歩けば一つくらいは発掘できたのかもしれないが、
なにせ、今日は雨。
午後の黒部市あたりではすっかり本降りになってしまった。
ご存知の方はご存知のとおり、私雨に降られると途端に行動力が鈍る。
かつ、精神的にも切れてしまう。
というわけで、午後の黒部市あたりでは完全に壊れてしまった。
それにしても、だ。
これだけは言っておきたい。
JR北陸本線に生地という駅がある。
駅前が名水の里として知られており、昔から個人的に憧れの地だったのだ。
しかし、本日富山地鉄電鉄黒部駅からバスで連れて行かれた「生地」の地は、
JR駅から遠く離れたところであった。
俺はそこから雨の中歩くこと1時間、
たどり着いた生地駅は、
本来の生地の地とは縁もゆかりもない土地であった(たぶん)。
たしかに、鉄道駅が本来の集落と離れたところにあるのはよくある話だが、
少なくとも生地駅が生地集落と関係ない場所にあるというのは、
(「吉田」とか「村椿」とか、もっと相応しい駅名あっただろうに)
国鉄史上に残る不祥事と言えよう。
そんなわけで、冷たい雨に濡れそぼって、
駅に着いてみれば列車は出たばかり。
なんにもない駅前で1時間待ちぼうけ食わされた。
ということで、本日も夜、外出る気力なし。
ホテルに入る前、富山駅で駅弁購入。
例の、ますのすしで有名な駅弁屋である。
しかし、ますのすしやらぶりのすしは、高い。
(ミニサイズの安いのもあるけど)。
そこで、ちょっと気になっていた「居酒屋弁当」なるものを買ってみた。
酒のつまみになりそうな食材を集めた弁当である(800円)。
さあ、つまみは買った。
しかし、まだ肝心な酒を買ってない。
もう面倒だから「立山」の2合瓶でも買っちゃうかとも思ったが、
よくよく件の駅弁屋を覗いたら、
オリジナルブランドの「ますのすし」(中身は「若鶴」)と、
まだ純米になってから飲んでなかった「福正宗」黒ラベルがあった。
ということで、カップ酒2本、あわせてゲット。
ちなみにチェックインしたホテルの冷蔵庫の中には
「風の盆」のお燗瓶(1合・たぶん普通酒)が入ってたが、
値段、550円だと。
手出ません。

酒の話はおって「ギャラリー」にアップするとして、
居酒屋弁当である。
これで800円というのは素晴らしい。
やはり、駅弁選びの醍醐味は、
看板メニューでない1000円未満の品にあるといえようか。

12月27日(土)
雪道歩きで想像以上に体力消耗したのだろう、
カップ酒2本飲み終えたところで睡魔に襲われてしまい、
結局そのまま寝てしまった。
で、これは翌朝5時30分より書き始めております。

朝、富山市では夜中に降った雪がうっすらと積もってはいるものの、
日がさしている。
やったぁ天気予報がいいほうにはずれた、と喜んだのは、
ぬか喜びであった。
本日の朝食は富山駅の「立山そば」の天ぷらそば(350円)。
駅そばファンの間では非常に評価の高い(日本一という人もいる)一品である。
今まで富山駅のそばは食ったことなかったので期待して食す。
うーん、汁は薄味で旨いね。
問題は、あのかき揚げだな。
あの、汁に溶けるしっとりタイプが好みという人も多いようだけど、
個人的には、パリパリタイプがいいな。

高岡へ移動。今日はここで泊まるので荷物を預ける。
昨日も書いたが、本当は五箇山に行きたかったんだけど、
(目的:「三笑楽」のカップ酒ないかな、と)
前日の天気予報を見てあきらめることにした。
しかし、今朝の富山の天気を見ていたら、
やはり行くべきか?との気持ちが再びもたげてくる。
もっとも、ほんの一瞬だったが。
高岡駅前でバス待ってる間に、ドカ雪が降り始めたから。
ということで五箇山のことはすっぱりと忘れ、
バスで福光町へ向かう。
この町の地酒は「成政」。結構有名。
早速、JR城端線福光駅前のスーパーを覗いてみる。
お、あったあった。「成政」のカップ酒。
どうやらここ福光の地においては、「立山」も「若鶴」も肩身が狭いようだ。
「成政」の圧勝、て感じ。
ちなみに、スーパーといえどもここでは「成政」のしぼりたてとか売ってたぞ。
さて、即ゲットしたいところではあるが、
スーパーでカップ酒1本だけ買うというのは勇気がいる。
かといって、他に抱き合わせで買うものが思いつかない。
とりあえず、ここでは買うのは見送り。
福光町には、道の駅がある。
道の駅ならカップ酒置いてある可能性強いし、
土地の食材を使った飯も食べられるだろう。
昼飯がてら、道の駅「なんと一福茶屋」に行くことにする。
行く、といっても、福光市街からは1.5kmある。
普通の天気の日ならなんてことない距離だが、
本日は雪、なおかつ積雪が20cmくらいある。
道の駅に向かう道は歩道つきの立派な道路なのだが、
歩く人がほとんどいないから、
雪は積もりっぱなしになっている。
日頃雪道に慣れていない神奈川人には、結構難儀であった。
しかしとにかく、道の駅「一福茶屋」にたどり着く。
期待どおり、「成政」のカップ酒があった。しかも冷やして売ってる。
ここでもカップ酒1本だけ買うのもなんなので、地元産品で面白いものないか見回す。
そしたら、「石びきぎんなん粉」なんてのがあったから一緒に買う。
ジュースとかヨーグルトとかにかけると健康にいいらしい。
お酒にかけてもいいかな?
さて、昼飯。
地元医王山で摘んだ山菜を用いた「山菜とろろ定食」(850円)を頼む。
これ、ヒット。
この2日間、まともな飯食ってなかったから(駅弁3食、コンビニ2食、立ち食いそば1食)
なんか生き返ったような気になった。

この後、隣町の福野町へ移動。
ちょうど今日12月27日は、年に一度の「歳の大市」が開かれていた。
350年の歴史を誇る、伝統ある行事だそうな。
商店街に屋台がずらっと並んで正月用品やら食材やらを売っているということなんだが。
東京あたりのこの手の市に比べたらささやかなものである。
しかし、この町の人々にとっては年に一回の大切な年中行事なのだ。
事実、みなさんとても楽しそうだったし。
なお、市をひととおり見て回った後裏路地歩いてたら、こんな琺瑯看板発見。
第一パンのは、初めて見た。


本日最後の目的地は、井波町。
木彫りの里として有名。
ここにも、知名度はあまり高くないが「若駒」という地酒がある。
一応町にショッピングセンターがあったので覗いてみたが、
カップ酒の存在は確認できず。
こうなったら、再び道の駅である。
道の駅「木彫りの里」は、市街地から700メートルほど、
結構ハードな坂道をえっちらおっちら上がったところにあった。
幹線道路からは少しそれた場所にあり、果たしてどれだけの集客力があるのか若干疑問だが。
しかしとにかく、売店を覗く。
おーーっ、ありましたよ、「若駒」のカップ酒。
これで本日の目標達成なり。
ちなみに、ここでもカップ酒1本買って帰るのもなんなので、
木彫りの湯呑茶碗(350円)も併せて購入。
喜び勇んで再び井波の町へ下りて行ったが、
ここで、雪がガンガン降ってきた。
しかし、井波の落ち着いた町並みには、
雪がよく似合うのも事実である。

名刹、瑞泉寺。
「若駒」の蔵元。
雪降り、ピーク。

高岡に戻ってきた。
寒いし、相変わらず雪も降っている。
しかし、気分はいい。
だから、最後の晩くらい贅沢しよう。
高岡唯一のデパート・大和の地下食品売場へ。
氷見浜で揚がったブリとヒラメの刺身、それから珍しや、福野産のどじょうの蒲焼をゲット。
ホテルに戻る。
風呂入ってコインマッサージやって(ビジネスホテルなのにそんな設備があった)、
いよいよ晩餐。

ひとつはっきり言えたことは、
「成政」も「若駒」も、どじょうの蒲焼とドンピシャリの相性。
基本的にどちらも山里の地酒だから、肴も山のものが合うのだろう。
ちなみに、井波の道の駅で買ってきた木の茶碗も、
普通酒入れて飲むと木の香りがしていい感じである。
枡だと持ち歩くにがさばるが、
これだとがさばらないし軽いし旅行用によさそうだ。
かくして、高岡の夜は更けて行った。
余韻を楽しむ間もなく寝てしまったが。

12月28日(日)
帰るぎりぎりまで、カップ酒探す。
午前中、氷見まで行ってきた。
ここにも道の駅がある。
ま、氷見の場合は道の駅という枠組みを逸脱した一大観光スポットなのだが。
ここにもちゃんと、カップ酒があった。
「曙」佳撰。
うーん、やはりカップ酒買うには道の駅に行け、ってことですかね。
で、最後の昼だし豪勢な昼食をとる。
氷見港定食、1400円也。
ブリをはじめとした刺身とブリの西京焼とブリのあら汁がついてるのだが、
きのうの夜デパ地下で買ったブリとは、全然違うのである。
これが、朝獲れの威力というやつでしょうね。
そんなわけで、キトキトの魚にすっかり満腹して帰途につきました。
こりゃあ、ダイエットどころの話ではないなあ・・・。

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