小田原市の 公園酒に好適な公園ガイド

☆☆ の公園(1/2)   

1.神奈川県立 おだわら諏訪の原公園 (地図)
 アクセスA 調達C インフラA 静寂A
 平成18年3月に一部開園した、真新しい県立公園。にしてもさあ、どうして?おだわら?と平仮名表記にするかねぇ。さしたる意味を持たぬ安直な仮名表記には反対である。

【アクセス】小田原駅より伊豆箱根バス「諏訪ノ原フラワーガーデン」行きに乗り40分、終点で下車。そこから歩いて2分ほどで公園入口に行ける。現在公園前がバス折返し場になっていて、いずれはそこまでバスが乗り入れる計画のようである。
 なお、直線距離のみなら大雄山線飯田岡駅がかなり近い。ただし超絶上り坂なのでそれでもよければどうぞ。

【酒・つまみの調達】残念ながら、現時点では園内に売店などはなく、公園周辺にお店もない。バスに乗る前に小田原駅で調達しておこう。

【インフラ】上の画像のとおり、立派なテーブル付きあずまやが3か所、屋根なし野外卓も数基あり。これだけ数があれば余裕で確保できそう。

【静寂】まだ部分完成であること、それ以上に小田原市民の多くにとって極めてアクセスの悪いロケーションということもあろう、今なら平日は完全貸切可能でしょう。休日に訪ねたことはないが、それほど混んでいないのではないだろうか。全面完成すればそれなりの人出が見込まれるだろうから、公園酒を満喫するなら今がベスト。南足柄方面の眺めもいいですよ。


2.石垣山一夜城歴史公園 (地図) アクセスC(春秋の週末はA) 調達C インフラA 静寂B

 豊臣秀吉が小田原攻めにあたって建てた?一夜城?跡、今ではかなり良い状態で整備されている。城址まわりにも腰を下ろせるところはたくさんあり、家族でお弁当広げるにもよさげではある。しかし、公園酒愛好家としては駐車場の外れの崖上に1か所のみある、相模湾を見下ろすあずまやが気になるところだ。

【アクセス】春と秋の観光シーズンについては土休日に限り、観光スポット巡回バスが直接乗り入れるようになった。昔を思えば夢のような話である。辛い山登り(といっても大部分の道は舗装されている)が嫌な人、帰りの急坂下りで酔っ払って足とられるのが怖い人はこの時季にバスで行きましょう。徒歩で目指すのであれば東海道線早川駅から40分、箱根登山線入生田駅から50分。入生田側の道のほうが勾配が緩やかであるから登りは入生田から(「火牛」の蔵元の目の前を通るからお酒調達なんていいぢゃないか)、帰りは早川側に下りて駅前の「くるまやラーメン」で打ち上げ、ってことでどうでしょう。入生田には登山電車の車庫もあるからちょっと覗くのも楽しいよ。

【酒・つまみの調達】基本的に、売店等はない(ただ、もしかしたら観光シーズンには屋台とか出るのではないかという気もするが未確認)。要事前調達。

【インフラ】見てのとおり、かなりワイルドなロケーションにある四阿。小田原って市域のかなりの部分が海岸線に接しているにもかかわらず、?海と向き合える公園?がほとんどない。当四阿はそういう意味ではオンリーワンな存在感。

【静寂】あずまやのある場所は城址の登り口から結構離れているので、観光シーズンであっても案外容易に確保できるかもしれない。オフシーズンの平日なら、もうバッチグーです。


3.辻村植物公園 (地図) アクセスA 調達C インフラA 静寂A(季節による)

 元々個人農園だったところを小田原市が公園として整備したもの。他のレジャー施設に隣接しているから、ファミリー向けともいえる。

【アクセス】小田原駅西口(新幹線口)より箱根登山バス「いこいの村・わんぱくらんど」行きに乗り、競輪場やら小田高やら相洋やらの前を通り、小田厚道路の下を潜った後急坂をひと登りすれば公園前。バスは日中1時間に1本、運賃片道280円。
 他に伊豆箱根バス利用で「荻窪インター入口」下車、そこから20分ほど歩くという手段もあるが、坂が相当きついです。私はといえば・・・もちろん歩きましたけど。

【酒・つまみの調達】隣接する「わんぱくらんど」でスナック菓子なら売ってるが。やはりバスに乗る前に調達せねばなるまい。

【インフラ】園内にしっかりした休憩所は3か所ある模様。うちひとつが、ご覧のあずまや。その性格上全般には眺望のあまりよくない公園であるが、あずまやからの眺めは格別↓

 あと2つの休憩所についてはすみません、坂登りで疲れちゃったのでチェックしませんでした。このほかに「ピクニック広場」なるポイントがあるが、冬場に行くとこんな感じです(このエントリー掲載の写真)。

【静寂】私が訪問したのは12月の平日だったので、園内だ〜れもいませんでした。当然梅、その他花の咲く季節はそれなりの人出があるに違いない。ゆっくりするなら晩秋〜真冬がベストだ。
 なお、辻村植物公園の隣にチビっこ向けレジャー施設「こどもの森公園わんぱくらんど」がある(植物公園内から直接行くことも可能)。お馬さんやヤギさんや羊さんがいたりして、大人が訪ねても結構愉しめる。豆汽車も走っているので(スピードはのろいがコースは結構本格的)シュッポシュッポという音があずまやのところまで聞こえてくる。


4.上府中(かみふなか)公園 (地図) アクセスB 調達B インフラB 静寂C

 運動施設を備えた総合公園。小田原球場では高校野球の予選やイースタンリーグの試合も開催されます。

【アクセス】まあ、あんまりよくないです。御殿場線の下曽我で降りてぷらぷら歩くもよし、小田原または新松田駅から富士急バスに乗り、西大友(にしおおども、と濁る)で降りてちょっくら歩くもよし。ちなみに、西大友バス停の北西方200メートルくらいのところに「西大友保育園」というのがあります。私事で恐縮ですが1年間だけ通ってました。どうでもいいことですが。
 それぞれの手段による行き方については「小田原球場」でググるといろんな方が親切なレビューを載せておられるのでそちらを参考になさって。

【酒・つまみの調達】野球の大きな試合があるときは売店が出るみたいが、公園に来るまでの途中で調達した方が安心だ。下曽我駅からなら徒歩3〜4分のところにあるセブン‐イレブン(ナビタイム地図には「辰巳屋酒店」と表示されている)か、駅前のYショップ(地元の「曽我の譽」「箱根山」のアイテムが充実)がいいだろう。富士急バス利用の場合は西大友バス停から徒歩3分ほどのところにあるスーパー「新鮮館おだわら」(ヤオマサ系)がおすすめ。

【インフラ】公園酒好適スポットは3か所。
(写真上)芝生広場のはずれにあずまや。中途半端な場所にあるので人気はなさそうだが、よそ見をしているとボールが飛び込んでくるかも。
(写真中)池を見下ろす小高い場所にもあずまや。散策路からちょっと離れているので穴場っぽい。
(写真下)入口近くのパーゴラの下、背もたれ付きベンチ+縁台が3セット。少し騒がしいが、物置きがあるのは便利だ。

【静寂】いまいちアクセスが悪いにもかかわらず、週末は結構人がいっぱい。まあ多くの人はクルマで来訪するのだろう。たぶん平日はそんなに混まないのではなかろうか。


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